2009年12月23日水曜日

貧困撲滅

そんなん無理って思った。
学校での授業で見た数字や文献からは、貧困は解決しなければ!!とか思ってたけど
実際そんなことないんでねーかとこっちきてから思い始めた。


っていうかそもそもする必要もない気がしてきた。
そんなんはリアルおせっかいであり、それだったら自分の国のひきこもりとか心しにそうな人助けたほうがいいんではないかと。


今日は午前中いつもいくごみ山から少しいったとこで、また同じくごみをうって生活する人たちの地域にいった。
いつもボディーガードは監督が地元の人に頼んでるんだけど、今回はその人たちが特に必要な土地。
そこはいつもいくアロマごみ捨て場よりひどい。汚い。臭い。
アロマが最低レベルだとおもってたからびっくりした。さらに奥に行くとさらに臭くなった・・・。
てかアロマのひとたちはごみ山はごみ山で生活する場所とはびみょーにだけど別れてるけど、ここの人たちは町から拾ってきたごみを自宅付近に持ってきてそこで分別なりなんなりしてるからカオス!!!
本当に臭いし汚い。
でもそんな中でもみんな音楽かけて子供たち超爆笑して遊んでて、ごみ集めてる大人も笑いながらmerry christmasっていってくれて、この人たちは不幸なはずがないとおもった。

ほんとーに日本と違いすぎる。
監督曰く、900万人ほどいるマニラの人口のうち三分の一がスラムで暮らしてるらしい。
=300万人

本当にこの数字納得しちゃうくらい町にはふつうの家ってもんがあんまり見当たらない。まあそんなに住宅地があるところ言ってないからかもしれないけど、大通りの隣にある家はだいたいスラム。



必要なのは人々のやる気とシステム。
そもそも貧困層のフィリピン人はその状況を変える気がないと思う。
アロマ仮設住宅に住む人たちのところにはこの夏だけでも数十団体のNGOやらなにやらが訪れている。
ともこ(小倉さん)と話して、各団体が一万円ずつ寄付していったらそれだけで新しいシステムができるんじゃないかと。
まあ実際一万円寄付してるわけじゃないけど、それにしてもそれぞれなんらかのアロマに住む人たちに役に立つことはしてるはず。
例えば、前も書いたように家を建て直すとかとか

でもそれって彼らがあの場所から抜け出すための手助けでは全くなくてむしろ推進してるというか・・。

そして何より、もう一回言うけど彼らに今の状況を変える気持ちがない。
「今の状況を変えることをあきらめざるをえない過去とか歴史があったから」

今の生活から抜け出さなきゃっていう気持ちがあってはじめて先進国の私たちが何かシステムなりなんなりを提案してあげられる!!って思った。

ごみ捨て場にすむひとたちの中には子供を大学に行かせてる人とかもいる。
でも家にはお金たりないんだって。
それはお金を貯金するっていう考えがないかららしい。
食べるのも好きだから、全部食べ物にお金使っちゃったり。(それでも食べ物は足りてないんだろうけど。4歳に見える7歳児がたくさんいることもその一つの理由)
貯金のシステムを教えるっていうのも一つの方法なのかなっておもった。

子供たちに選択肢を増やしてあげたい、ってのは無理だけど普通の人なら可能な選択肢を見せてあげたい。
そしたら生活を変える原動力になるんだろう。
ちゅーしょーてきだなーー


明日は監督が帰国します。
これから11日間の活動で何ができるか!

8 件のコメント:

  1. 当人のやる気がなければ支援しても意味はないと私も思う。
    しかもゆーこが書いた見たいに、結局は支援した物資・金も使って終わり。
    (↑ちなみにjeffery sachsはこれを"poverty trap"と呼ぶ)
    支援してもまったく次に繋がらない。

    なんで現状を変える意思がないんだろう?
    そんなことを考えてる余裕もないからかな?
    でも大学行けてるのはお金貯金してるから?
    ますます現状がわからなくなった谷内さんです。

    あと11日か!悔いのないようにね!

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  2. 今日の優子の日記すごく気持ちがわかる。
    俺もキャンプで毎月支給される7500Ftだいたい3800円くらいのお金が毎回嗜好品の消費に消えていくのを見ていて、ばらまきに近いイメージさえ感じた。
    スラムの人も難民の人も、色んなNGOの人が絶えずサポートにくるからサポートされることになれて、自分たちは支援されて当然なんだという意識に陥っているんじゃないかって思ってしまうときもある。俺が思っていた、「目に見えるだけではなくて心にも残る何かを与えたい」っていうのをどうやって達成したらいいか考えに考えぬいて洋服をあげたけど結局それも一番良い本当の正解じゃなかったように思う。優子には炊き出しするにしろ、お金を寄付するにしろ、何か物資を寄付するにしろ、その食材とか洋服とかお金っていうのは誰かが一生懸命働いてそれが形になったものであって、それを使うっていうことはその人の気持ちだったり思いだったりっていうのを受け取ることにもなるのだから大事に使ってほしいっていうのを少しでもスラムの人に伝えるてほしいな。支援する人がどんな気持ちで支援しているのかそれをもっとたくさんの人が知る事ができたらきっと使う側にも何か気持ちの変化がおきるんじゃないかな。
    そんなこというと、今日本とかで国際協力=かっこいい とかいうイメージでやってる人もすごく問題だけどね。
    あーカオス。

    とにかく身体に気をつけて、みんなに物だけじゃなくて気持ちを伝えてこれよう精一杯やりきてってきてな!!

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  4. めりくり!w

    実は昨日優子の日記を読んで、
    あーってなって一日たってコメントしてみた。

    あーっていうのはいろいろあってw
    なんかいつも一緒にいる優子みたいな人が今回みたいな経験してきて、それを自分の言葉で語ってると妙に説得力があって、あーこうやって人は成長してくんだなーって思ったり、こうやって自分はなんもしないで生きていくんだなーって思ったり。

    優子の話を聞いてると、彼らは本当に貧困なのかと思ったり。うちらが勝手に貧困だと思っているだけで、彼らは毎日精一杯生きててそれが当たり前の生活で、じゃあそれをどうにかこうにかするのが国際協力の役目なのか?(疑問)と思ったり。ほんとうに必要なものを本当に必要なところへ届けることってできてないんだなって感じた。

    いろいろ考えさせてくれてありがとうってかんじ。
    はやくかえってこーい
    優子に話さなきゃいけないことが!!!w

    あと優子ってさー思ったことをそのまま文章にする力あるよねー。いいなー。旅の記録書き続けてね、楽しみにしてるよお

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  5. あっりこしゅんです(笑)


    なんだかわからないけど、また研修に行きたくなりましたw




    というのはどうでもよくて、

    現地の人は現状を変える気がないみたいな話なんですけど、でもそれってよく考えたら、日本も同じことですよね。

    日本ももし全国民が日本を変えようって思ったら全然もっとよく出来る気がしますが、日本人だって結局は政府にいろいろケチはつけるものの、ほんとに日本を変えようとしている人なんて、めったにいないですよね。
    現状にたいした不満はないんで。


    きっとフィリピンのスラムの人たちも、同じなんじゃないですかね?その環境に慣れてしまえば、そこまで不満もないし、その見えない解決に向けて努力するよりは確実に毎日小さい喜びを得ていく。そっちのほうが、楽だし、やる気がでる 気がしなくもないです。


    と、あまり何も考えずに適当にコメントしてしまいましたw


    とりあえずいろいろがんばってください!

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  6. いとしゅんです
    さっきNLDSから帰ってきましたw

    ちょくちょく読ませてもらってて、ゆうこさんの問題意識とか感じて、フィリピンとかの東南アジアを見たいって気持ちがかならい強くなってます。

    ヤバイ。
    眠いです。。
    また今度ちゃんとコメントします
    すみません

    ではまたー!

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  7. お久しぶりです、稲毛です。

    mixiからとんでブログ発見して、ちょくちょく拝見させていただいてます。

    貧困をなくす必要はないんじゃないか?という意見を聞いて、なるほど!と思いました。
    確かに幸せってのいうのは人によって基準が違っていて、それは環境とかそれまでの人生によって決まっていくものなんでしょう。このフィリピンのごみ山の人たちと日本人の僕たちでは考え方も違いますしね。

    でもやはり支援は必要、というか僕らの義務なんじゃないか、とも思います。例えば同じ1000円でも、僕らがカラオケで時間を潰すために使うよりも彼らがそのお金で食べ物を得るほうが、同じお金でも重さが違います。それに、例え彼らが今の状況で幸せでももう1枚服があればさらに幸せな気分になるでしょうね。僕らが同じ人間である以上、全人類平等になるように少しでも努力することで一握りの人でも救えるような気がしてなりません。

    この前、国境なき医師団のVTRを見る機会があったのですが、医療格差については先進国と途上国で痛感しました。いろいろ話すと長くなるので書きませんが、まず今の僕らに必要なのはその状況を知ることなんでしょう。

    こんな偉そうなこと言ってますが、寺前さんのように実際に海外にいってみたりはしていないのでこんなコメント残して申し訳ないです。大学生のうちにこういうふうな経験を踏める(というか自分から踏んでいる)寺前さんを尊敬します。僕も負けないように頑張ります。

    寺前さんの文章を読んでいると、同い年の僕もいろいろと考えさせられます。これからもブログ楽しみにしてます。

    まずは体調治してくださいね。ではまた。

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  8. あい

    あいはいつも見ててくれてお母さんのようだ!
    うん、貧困の終焉、かえったらちゃんとよもうとおもった。笑

    なんか、この前訪れた家庭は貯金して家を引っ越す予定をたててて、全員が貯金する気がないわけじゃないみたい。

    あと三日になってしまった。笑
    いつもありがとー


    こいちろ
    服とかあげたときは、なんか結構カオスで、感謝の気持ちを伝えるとかそんなことできなかった笑 まあこういちろうなら想像つくと思うけど。
    でもこっちのひとたちは同じコミュニティに住んでるから、服とか配布しても、もらえなかったひととか悪い態度はとってなかったー確かにもっとくれ攻撃はあったけど。

    なんか自分はものをあげたけど、むこうから色々もらったきが
    してならん。


    まなみ
    確かにうちら学校でうんこだからねw
    こっちきても別に自分はあんまかわらんぞ。
    でも彼らにも自分たちは貧しいっていう意識はあるみたい。

    いつもありがとー

    りこしゅん
    ちゃお!

    その環境に慣れてしまえば、そこまで不満もないし、その見えない解決に向けて努力するよりは確実に毎日小さい喜びを得ていく。そっちのほうが、楽だし、やる気がでる 気がしなくもないです。
    本当にそのとーりだとおもう!

    でも環境をかえようと頑張ってる家族もみた!

    りこしゅんいつもきょどってるのにいいこというよねw


    いとしゅん
    それ誰のアカウント?笑
    NLおつかれ!
    次はあたしもアフリカにいきたいよー。
    来年からうちの彼氏がお父様にお世話になりますw

    いなもくん
    ちょー久しぶり!ありがとうね!!
    尊敬とかいって。笑ありえん。
    確かにお医者さんになるひとも、頭だけ使う人じゃなくて体験もいろいろするひとがいたらすごいいいお医者さんだと思う!

    なんかキャンパスもかわってあうこともないね。。つながりといえば茨城くらい・・。日吉よることがあったら教えてよ!^^

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