2009年12月20日日曜日

ごみ山に住むということ


ゴミの山に住むこと考えられる??

フィリピンのアロマごみ捨て場には3000人のごみ山で暮らす人たちがいる。
今日その人たちを訪れた。



バスーラという映画監督に同行してもらってる今回のスタツア?では、24日までしか監督はいないけどその期間ごみ山をはじめとしていろんなところに連れてってもらう。その一環としてバスーラの家の建設を手伝う。
うちらの活動としてはごみ山では炊き出し、うちらのおもな活動にする予定だった服の寄付をする予定。

でもこっちにきて服の寄付の必要はないと感じた。
特に、監督が行っている「バスーラ基金」で援助されている60人の子供たちはごみ山の中でも比較的裕福な生活を送っていて学校にも行かせてもらっている。
60人の子供のうちの一人の子供の家におじゃました。
家というかスラムなんだけど中は小ざっぱりしていてきれい。奥さんのみなりもきれいで全然ごみ山に住んでるようにはみえなかった。

選ばれた60人は監督が選んだ将来性のある子供たち。どういう風に判断したかは知らないけど。
60人だけ選んで援助ってのには前なら疑問に思ってただろうけど、
この前のマザーハウスの山崎さんの話で、「一握りの人も救えなかったらたくさんの人は救えない」っていってたのがすごい印象に残っていて、限りある資金や物資の中で人を選ばざるを得ないのは仕方ないことだと思った。

ここの土地に住む子供たちの話。
東南アジアの貧しい土地の子供の写真って見てる人の同情を誘うようであんまり好きじゃなかった。正直。でも今日いってそうじゃないんだなーっておもった!
みんなちょーかわいい。そして底抜けの純粋さをもっていた。

驚いたのはみんな、take photo!っていってくること。
私だったら見知らぬ外国人が来てぱしゃぱしゃ写真撮ってかれたらすごいやだろうなーって思いながら撮ってた。

そして、子供たちの写真を一枚とったあとに子供駆け寄ってきた!!

みしてみして~~~~!!!!

みたいな。
そして腕つかまれたときに初めてその子たちの存在認識した気がした。
今まで遠い土地の貧しい子供たちだったのが目の前にいて本当に生きててこんな汚い所に住んでて
っていうのを実感した。


なんでごみ山はなくならないのか?
ごみ山に毎日何台も何台もトラックで運ばれてくるごみはそこの住民の収入源。ていうのは、そこのごみで売れそうなものをかき集めて毎日junk storeに持ち込んで売ってその日の食料を買う。
完全にその日暮らしをしている。。
以前にスモーキーマウンテンごみ捨て場ってところがあって今より大規模なごみ捨て場だったんだけど、
政府がそこを1998年閉鎖した。
そのあとそこに住んでた人たちが政府に大抗議した結果今アロマごみ捨て場がある。
結局ごみ捨て場に住んでる人たちはごみ山に依存して生きてるからこれがないと生活できない。
完全なる悪循環。。

でも、そこに住んでる人はほーんとうに楽しそうなんだな。
だから何が正しいのかわからない。






今あそこに住んでる人のことかわいそうとは思わないけど、そのままでいいとも思わない。
他の選択肢を知った子供たちがはたしてごみ山での生活を選ぶのか???


物事は事実なんてなくてすべて視点の問題。

だけど思ったのは、ダウンアップじゃ今を変えるのは難しいんじゃないかな。
フィリピンでは結構いろんなNGOとかが活動してて社会を変えようとしてるけど、上は本当に腐敗しているらしい。すべてはMONEY!どうしようもないほどの癒着世襲わいろエトセトラが起こっているらしい。
上が変わらなきゃ難しいと思った。

今日から参加する小倉さん。彼女はフィリピンのネグロス島のNGOでのインターンのために一年間大学を休学。小倉さんがいってたのは、今の現状を変えるにはフィリピン人がどうにかするしかない。
でも肝心のフィリピン人たちは現状を変えることをあきらめかけてる。先進国の人ができるのは、努力すれば変わるっていうところを先導切って示すこと。でも日本みたいに努力すれば報われる社会(まあ日本がそうだとして)じゃなくて、スタートラインが違う人たちがたくさんいるからそれも難しい・・。

だからやっぱ上から変わって制度とかかえるしかないのかな。。と。

体だけじゃなくて頭も動かしていろんなこと知らないと現状を変えることはできないんだと思った。
つまり勉強しろってことw

今日は他にもアロマ仮設住宅、明日の炊き出しのための買い物(カオス)をしました。
ごみ捨て場の詳しい状況はあんまり書けなかったからまた明日!いつも感情が先走って現状を伝えきれないーー。次からはもっと分かりやすく書きます!

他にも、監督、フィリピン大学に留学中の井口さんと関西大学の山本さんと明日からもアクティブに活動します!頑張れすぷれっどー

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