2009年3月4日水曜日

わんことの友情

トルコにきて、もうすぐ一か月。
最近はとってもアクティブにすごしてます。

今週は木曜日の夜にMMFのみんなでイズミルにいってきました。
イズミルはエーゲ海沿いの町で海と町並みで有名。
アンカラはトルコの真ん中だから相当遠い。
夜行電車で15時間以上かけて移動して
一日目はそこから一時間のセルチュクのホステルにみんなでとまって
エフェソス遺跡をみて、海に行ってきました。
二日目はイズミルに戻って海沿いを歩いて有名な場所にちょこちょこいって
まあほとんど散歩&ぶらぶらしてまた夜行電車にのって帰ってきました!

ホステルのオーナーがいい人で、(見た目皮ジャン、グラサンで怖いけど)
この時期客が少ないということで食べ物とお酒もって海までドライブしてくれてみんなで浜で焚き火した。
空には月と星がトルコの旗のかたちにでててこんな偶然に感動。
高校の時から進路面談のときに、「世界中の人たちが集まるカフェやりたい」(だから経済学部か商学部をうけるっていうちょー無理やりな動機)っていってたけど
それってホステルなんじゃないかって気づいて定年したらホステルをやることにした!!笑
みんな泊まりに来てねー。

二日目の朝
あたしトルコに来てからやたら早起きになって一人で六時に起きだす。
冷水シャワーをあびて・・起こしても誰も起きてくれないからひとりで朝のセルチュクを散歩!!
とまったホステルのまわりには、世界の歩き方のセルチュクのページにのってる見ものの半分くらいがのってる場所にあったのである!!!
なのに早朝ってのもあってか人が全くいない・・人気がない・・ここ本当に有名どこなんかいってかんじ。あるいててびびった・・。こんな有名なものいっぱいあるところだったの!?ってひとりでうはうは!
でも人がいない・・いるのは・・2匹の犬だけ・・

そのうちの一匹の黒い犬があたしめがけてもう突進してきた!!!!んで吠えまくる!!!!

こわいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
逃げ出したら追ってきた!!!!!!
犬だったら確実に追いつけるはずだったから、本当に襲うつもりはなかったんだろうけど追いかけてきてガオガオガオガオガオガオガオ
すると!!
一匹のかわいい白い犬があたしを守るように前に出てきて凶暴犬から守ってくれた!!お互い吠えまくって体当たりしまくって・・・・しかも白い犬は後ろ脚が一本悪いらしくて三本の脚で頑張って闘ってくれたーーー・・涙涙

白い犬が頑張ってくれてるすきにあたしは逃げる。なのに黒い犬は追ってくる・・泣

200メートルくらい逃げたところで後ろ振り返るともう黒い犬は去ってて白い犬がずーっとあたしのほう見てた・・。
あの犬なんだったんだろーーなんで助けてくれたんだろーー。
とりあえずめっちゃ感動・・。

んでそのあとにお城にのぼって人生初の日の出をみる!!
もう少し散歩するとまた同じ黒い犬の影が見えたのでホステルに逃げ帰りました。


なんだかんだ充実した朝だった。

イズミルは町並みが本当にきれいだった。
アンカラは西洋風でちょっとトルコのほかのところとは違うよっていわれてたのが納得!

ちなみにイズミルには16時間かけて夜行電車でいった!!バスだったら八時間だったんだけどね。笑
でも世界の車窓から的なかんじですごい満足!!トルコを横断する形だったんだけど
ある地域はすごい雪つもってるのにある所は晴れてて
ある所はこんなところに人住めんのかって感じのとこから人が出てきたりしてあるとこは何もないところに
家がぽつーんってあったり小さな町には必ずひとつモスクがあったり
その町のすぐ裏は崖だったり。

そしてほとんどの時間あたしは寝てました!!寝すぎてあきれられた!眠りキャラはトルコに来ても健在!!

このtripはトルコ人なしで全部計画して実行できたから、まわる効率わるくて惜しい部分もあったけど
自分たちでいけたことに意味があるんだ!!笑


次に学校のこと。
二つ目の学校にはなんかインパクトを受けた!
一つ目の学校は地味めなかんじだけど、この学校はトルコで一番成績優秀な公立高校。
メガネちゃんばっかりかとおもいきや、11th grade以上の生徒の過半数は煙草を学校ですい、
制服なんてないんじゃないかってくらい自由にdressしてるし、
lesson?that's not impoortant.っていう基本スタンスだし。
なんかおかしい!!!!!
頭がいいから自由にやらせるってかんじ。あたしのイメージでいうと土浦一校。(よりひどい)
生徒やっぱ英語ができるひとが多い。もちろん人によるけど。
日本とかアジアってすごい受験競争社会ってイメージあるけど
トルコもしかりってかんじだった。12年生になるとみんなOSSっていう全国一斉試験をうける。センターみたいな。
そこでは毎日5クラス平均でもったんだけどその半分はプロジェクターがないクラスだったからフリートーク。授業始まると(みんなチャイム10分後着席)各クラスに放り込まれて話す。。むちゃぶりーーー
っておもったけどみんな意外と質問してくれてなんとかやりきる。

ひとつ印象に残ってるのが歴史のクラス。
この学校はほとんど理系で学年ごとに一クラスだけ文系クラスがある。
なぜかそこの歴史の授業に放り込まれて。。

トルコは平和そうにみえて(あたしには)実は東西で違う人種が住んでて
東の一部にはテロリスト集団がいていろいろ問題になってるらしい。
教育が遅れてて一部の人たちに固定観念を植え付けられて西に対抗してるらしい。
だから東にもすごいきれいなところいっぱいあるのに危ないからほとんどだれも行かないみたいなんだけど、we the new generation will change the situationっていう心強い発言をしてて、若いっていいなっておもった!トルコ人は政治のことを話のがお好き。
PKKっていう党があるんだけどそれがテロリストグループとむすびついていて、そんなグループがマイノリティでも政党を持ってることに驚いた。
アメリカ、ヨーロッパが東に武器を渡して西に対抗させてること。トルコの発展を恐れてることとか聞いて、ヨーロッパ、中東で周辺国とのバランスを保つのは難しいとおもった。日本ってホント珍しい環境だよなーー

トルコには徴兵制がある。
14か月の徴兵を全男子が受けなくてはいけない。トルコには訓練場があって、ヨーロッパで一番強力な軍がある。国家予算の大部分を軍に費やしてるらしい。
日本は軍にどのくらいかけてるのかなーーーでもそんな大きくはないんじゃないかな。
国防にすごい予算をかけなきゃいけないのは残念なことだとおもった。
日本の戦争をもうしませんっていう憲法・・忘れたけどなんだっけ・・それ素晴らしいー
でもトルコ人は大きな軍をもってることを誇りに思ってるみたい。

昨日は先週いってた学校の生徒のうちに泊まりに行った。
彼女はEsinっていって18歳。高校最終学年の12年生。OSSっていう日本でいうセンター試験に向けて勉強中。
お父さんとお母さんが軍人で(最初はびっくり!!)military area っていわれる軍人のガ族が住む地域に住んでる。入る時に軍のIDみたいなのを必要とする。
そこは柵に囲まれてるところにマンションが立ち並んでいて幼稚園小学校高校(トルコには中学校がない)、お店も一通りそろっていていわば小さな村みたいなコミュニティーだった。
Esinはすごい興味深い子。自分のことspiritualistっていって家に行った時掌に乗っけたお札を曲げたり、自分の部屋に三年前から住んでるあたしには見えない友達について話してくれた。(まっっっじ怖かった。背中ぞくぞく)
お父さんはトルコ中の銃を管理する仕事についていてお母さんは軍のナース。Military area っていうからどんなんかとおもってたら、普通のマンションの一室に住んでいて居心地のいい部屋にセンスのいいインテリアで住みよさそうな家。

ごはんごちそうになったあとに家族団らん。
なんかトルコ人の家の家族団らんって見ててなんか恥ずかしくなる・・みんなやたら仲良さげで愛情表現しまくりでついていけない!
あと日本だったら「お父さん」は遠くから娘たちの会話を見守るってかんじじゃない?
でもトルコではお父さんが会話に入ってくるだよ!!!笑
ていうか、家族の中にguestがはいっていくってかんじ。もてなされてるけど、家族に組み込まれるっていうか・・。
うちだけかな??うちだったお父さん確実にあたしとあたしの友達の会話にははいってこないよね。笑

トルコの家庭はほんっとにお客さんを大切にする。
その文化が子供たちにもしみわたっていて、何をするにも
No problem, you are my guest.
ってかんじ。
高校でも、確実にごはんとかお菓子とかおごってくれようとするし。

なんか日本との違いがありすぎてほんとなのかその人の性格なのかわからなかったけど、guestを大切にする文化は本当に強いと思う。

2ヶ月間もguestになり続けられるあたしは幸せもんだな。







あ、ちなみに今日は弟の誕生日です!おめでとー!15歳?

4 件のコメント:

  1. 素晴らしいおもてなしだ!
    でも、何かあった時に「その人の性格」なのか「その国の国民性」なのか考えることはよくある!どうしたら国民性って言えるんだろうね、みんながやってたらかな、みんなってどんくらいかな、って感じ。ポーランドのホスピタリティも素晴らしいよ♪んー国民性なのかは分からない。たまたま素晴らしい人たちに出会っただけかも知れん

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  2. 初コメント、イズミルに行ってたマナです!
    毎回更新楽しみに見させてもらってます★
    冬のイズミルはどんな感じだったかな?
    トルコでは本当に素晴らしいおもてなしをしてくれるよね!日本人からしたら申し訳ないとか、気を使わせちゃってるとか思うけど、向こうの人にはそんなことは関係なくて、ゲストをもてなせることが嬉しい、というか当たり前みたい。だから思いっきり楽しんで、素直に御礼を言えば大丈夫だと思うよ!それできっとトルコの人も喜んでくれると思う!私も幾度もおごってもらったり泊めてもらったりしたし。
    段々研修も充実してきたみたいだね!折り返し残り頑張ってください!偉そうにいきなり失礼しました~~><

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  3. 私も今冷水シャワーなんだよ…しかもベトナムっていっても北の方は普通に寒いんだww
    かといってステイ先が貧しいのかっていったら全然そんなことなくて、一般家庭って感じ。


    蛇口をひねれば普通にお湯が出てくるのが当たり前な日本って、実はすごい国なんだとそんなところで実感してます!

    なんか細かい所に反応してごめん;;

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  4. まなみ

    そうそう。国民性なのか個人なのかわからないよね!!
    でもトルコのおもてなし精神は国民性だと思う!
    あと時間にルーズなのも・・トルコ人の国民性かなぁ・・。ポーランドはなんかある??


    まなさん

    お久しぶりです!!
    イズミルにいったまなさんはほんとうにラッキーだと思います!!冬でもきれいだったんだから夏のイズミルはほんとうにきれいだったんだろうなって思います。
    トルコ人のもてなしには本当にびっくりさせられます。
    ブログのアドレス新しいパソコンに入ってないので教えてください!!まだ更新してますか?
    まなさんとあたしがどのくらい同じ考えを共有してるのかすごい気になります。笑


    まゆき

    べとなむどーーーー??
    ベトナムが寒いってあたしのイメージ壊れた。笑
    あとトイレにティッシュなくない?笑
    うぉしゅレットとか夢のまた夢だよね・・!

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